いよいよ、4月23日(土)にディズニー映画最新作「ズートピア」が公開となります。先行公開されたアメリカやイギリスなどでは、初日の興行収入が「アナと雪の女王」を超えるスーパーヒットをかましている作品ですので、私も大いに期待しています。
公開まで、もう暫くお待ち下さい!
ところで、先日ズートピアの日本語の吹き替え声優が発表となりました。
ズートピアのようなアニメは、CGなどで作ったキャラクタに声を合わせる必要があるため、必ず吹き替えを観ることになります。
しかし、この吹き替えがかなりの曲者。キャラクタと声が合ってる?合ってない?と言った「ジレンマ」が発生してしまうのです。
吹き替え版でどれだけズートピア本来の世界観が表現できているのか、気になりますね。
今回はズートピアと吹き替えについて記事を書いてみました。
ズートピアについて
まずは、ズートピアのあらすじから。
あらすじ
ハイテクな文明を誇るズートピアには、さまざまな動物が共存している。そんな平和な楽園で、ウサギの新米警官ジュディは夢を信じる一方、キツネの詐欺師ニックは夢を忘れてしまっていた。そんな彼らが、共にズートピアに隠された事件を追うことになり……。 (「Yahoo!映画」より)
続いて声優陣(抜粋)
- ジュディ・ホップス(上戸彩)
- ニック・ワイルド(森川智之)
- ガゼル(Ami)
- ボゴ(三宅健太)
- ベンジャミン・クロウハウザー(サバンナ・高橋茂雄)
上戸彩さんはお子さんも生まれ、少し落ち着いた感じになってきましたので、どちらかと言うとベッキーAmiのような元気がある人がジュディ役には合うと思います。しかし、上戸彩さんは過去にいくつものアニメの吹替えをされている実績がありますから、そういったところから起用が決まったのかもしれませんね。
また、この作品はいわゆる声優(プロ)でない人がふんだんに使われているのです。上戸彩さんをはじめ、Dream・Amiさん、サバンナ・高橋さん、芋洗坂係長、厚切りジェイソン。サバンナ・高橋さんは、教育テレビで人気キャラクタ「コッシー」の声優をしており、なかなか上手です。他の人たちは未知数ですね。
とは言え、個人的にはアニメの声優に「プロ」ではない人、特にタレントを起用することは反対です。
アニメの場合、キャラクタの声は作品の面白さに直結する重要な部分ですので、お金を払って観る人のためにも「プロの声優を起用するのが鉄則」だと思います。これは、多くのアニメファンが期待していることではないでしょうか。
吹き替えの失敗例
次に、アニメの吹き替えで「ダメ」だった作品をご紹介します。
怪盗グルーの月泥棒
主人公グルー:笑福亭鶴瓶(吹き替え)
この作品は、家族愛を中心に置きながら、魅力的なキャラクタ、躍動感のあるアクションで、流石「ピクサー」と言いたくなるような魅力満点の作品なのですが、唯一「笑福亭鶴瓶さんの吹き替えがダメ」でした。
グルーの見た目、雰囲気と声優(鶴瓶さん)が全く合っていません。大阪弁のイントネーションによって、一瞬で映画の世界から現実に引き戻されてしまうのです。
また、「周りが巧すぎる」ことも悪い方向に働いてしまい、とにかく浮いた感じになってしまっているのです。
グルーの名シーンで「月だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」と叫ぶシーンが残念でなりません。
想像してみて下さい、笑福亭鶴瓶さんが「月だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」と叫んでいるのです。
鶴瓶の、鶴瓶による、鶴瓶のためのシーン。です。
最後には、グルーの見た目すら鶴瓶さんに見えてしまうのですから!
ある意味、破壊力は半端ないです!
まとめ
少し話はズレましたが、タレントの吹き替えも含めて、映画「ズートピア」に期待しましょう!!
では、また。