或る阿呆鳥に呟く。

~ジュニアテニス、映画、雑記、何でもありの備忘録〜

【医療】ズズズッ…これって、まさかお前なのか?

台風が猛威を振るいつつある今日この頃、先週末より妙に喉が痛い。ヒリヒリとするのだ。我が家では風邪の引き始めには「リポビタンD」を飲む習慣がある。もちろん、安物ではなく「ゴールド」の方だ。しかし、そんなゴールドを以ってしても症状が一向に良くならない。しまいには、軽い頭痛を発症してしまった。季節の変わり目かなと楽天的かつ客観的に考え、何変わらぬ日常生活を送っていた。

ある時、靴紐を結ぼうとして下を向くと、ズズズッ…この顔の中心に広がる不快感、これは、まさかお前なのか。ぐっと下を向くと頭(額と頬)が痛い。この感覚、まさに…副鼻腔炎!?まさか、と思うのも無理はない。何故ならば私は半年前に地獄の「慢性副鼻腔炎改善手術」を受けたばかりであるからである。

 

蓄膿症(慢性副鼻腔炎)の入院体験記はこちらから

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光速の速さでトイレに駆け込み鼻をかんでみる。するとそこには、おおよそ人間の鼻水とは思えない色そして粘度のものが。グロ注意。確証。かくして、私は手術から半年足らずで「副鼻腔炎」を発症してしまったのだ。

なんつーか、ショック。いや、先日受けたのはあくまで「改善手術」なので根本的な完治とは違うと分かってはいたが、あの地獄の入院生活は何だったのかと思うとショーックである。今思うと両鼻に大量の綿を詰め込まれて1週間、口呼吸のみで生き延びたあの日が懐かしい。ご飯を食べるときが地獄だった。病院食はマズイってことは周知の事実だけれども鼻が完全に塞がっているおかげで「無味」だったのだ。其処には何も存在しない。味がないと少しの食欲すら起きないのだ。恐らく人生の中で最も辛かった時間だろう。

私は物心がついた時、耳鼻科から「鼻の構造がとても悪い。一生、耳鼻科からは離れられないぞ!」と脅されてきた。そんなレールに乗った人生(耳鼻科に通う日々)は嫌だ、とばかりに改善手術を敢行したものの、結果として耳鼻科からは離れることが出来なかったのだ。そもそも、花粉症・鼻炎があるので完全な決別は不可能だった。しかし、淡い一筋の希望すら1年も経たずに打ち破られるとは。

そんなこんなで、久しぶりに掛かりつけ(行きつけ)の耳鼻科に行くと、受付の女性が満面の笑みで「お帰りなさい」と言ってくれた。あぁ、やはり私の帰るべきところはココだったのだろう。ネブライザー落ち着くわ〜。これからも宜しく。

 

byアホウドリ