ロキソニンに重大な副作用があることが分かりました。
私も蓄膿症(副鼻腔炎)の改善手術をしてから、頭痛や微熱、悪寒といった症状を発症することがあり、ロキソニンを処方されております。
多いときは1日3回飲んでいました。いや、飲んでいます。(現在進行形)
仕事中に頭が痛くなるってことありますよね。とりあえずロキソニンを飲む!という方も多いのではないでしょうか?(私は基本バファリン派です)
確かにロキソニンの効果は絶大ですので、こんなに効いて大丈夫?と不安に思ったこともありました。そのため、今回の報道は驚きつつも、何となく納得してしまいました。
これまで、ロキソニンにより、どれだけ多くの人が痛みから解放されたのか図り知れません。
ロキソニンが「必要な薬」であったことは間違いありません。恐らくこれからもそうでしょう。
で、今回の報道内容です。
厚生労働省が「重大な副作用」の項目に、
小腸・大腸の潰瘍に伴い、狭窄・閉塞があらわれることがあるので、観察を十分に行い、悪心・嘔吐、腹痛、腹部膨満等の症状が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行う
などを追記するよう求めてるとのこと。
実際は「腸閉塞」という病気を発症する可能性があるということらしいです。
腸閉塞というのは、食べたものが、何らかの原因で消化管の中を通過できなくなってしまう病気です。そうなると激しい腹痛のほか、吐き気やおう吐などが起こります。
人間の体は食べ物を食べて、便として排泄させて栄養を取っています。一般に、口から摂取した食べ物や飲み物は、「食道」を通って、「胃・小腸・大腸」などを通過する間に消化・吸収されて、残りは「肛門」から排泄されます。
この一連の流れで、何らかの原因のため、小腸や大腸の中を食べたものやガスなどの内容物が正常に通過できなくなると、腸の中に停滞して、充満することになります。これが「腸閉塞」という病気です。重症の場合は命にもかかわるため、症状が出れば病院に行くことが大切です。
腹部の膨満感・腹痛
腸の中を内容物が通過できなくなるため、おなかが膨らみます。同時に激しい腹痛が起こります。
吐き気・おう吐
腸が詰まると、食べ物などが逆流してきて、吐き気やおう吐が生じます。
※腸狭窄(ちょうきょうさく)は腸が狭くなってしまっている状態。
そのため腹部の満腹感や腹痛が腸閉塞のように起きてしまう。
最終的に腸閉塞になる可能性もある(病気の症状集より)
今回の1件は「薬の飲み方を見直す」良い機会になったのではないでしょうか?何でもかんでもロキソニンを常用とするのはやめるべきということですね。
最後は「医者の指示するとおり薬を服用すること!」という当たり前のことで締めさせて頂きます。それでは。