4歳の息子は絵本が大好きです。私の母が幼稚園の先生だったということもあり、自宅には沢山の絵本がありました。息子は、その中から毎晩2冊の絵本を自分で選び、読んでもらうことを楽しみにしています。
絵本を読み聞かせることで、様々な効果が期待できるそうです。読み聞かせるという行為自体が、親子のコミュニケーションに繋がり、子どもの心(感性)を成長させます。
そんな絵本ですが、世の中には星の数ほど発刊されており、どれを選べば良いのか分からないという方も多いと思います。
今回は、私と息子が気に入っている絵本をいくつかご紹介いたします。
それでは、いってみましょう!
11ぴきのねことあほうどり
あらすじ毎日コロッケばかり食べる生活に飽きていた11匹のねこ達。そんな彼らの前に(美味しそうな)1羽の旅のあほうどりがやってきました…
息子は「11ぴきのねこ」シリーズの中でも、特にこの「あほうどり」の話が大好きで、すべて暗記しています。少々腹黒い「ねこ達」と、何も知らない「あほうどり」のやり取りが、小さい子どもにも分かるように、とても面白く描かれています。特に、最後のオチで盛り上がることは確実です。
息子は、ねこ達が "数字を3までしか数えられないあほうどりを小馬鹿にするシーン" でいつも大声で笑います。(性格が悪いな…)
とにかくイラストが可愛いので、眺めるだけでも楽しめる絵本です。
まどから おくりもの
あらすじクリスマスの夜、サンタさんが窓の外から中をちらりと見て、勘違いしてプレゼントを配ってしまい大変なことに…
人気絵本作家の五味太郎氏の代表的な作品です。他の絵本とは違い、ページが「切り抜き」されており、その部分を「窓」と見立てて物語が進んでいきます。息子はその窓を覗き込み、サンタさんがプレゼントを勘違いして渡してしまうとき、「次は誰々の家!」と教えてくれるようになりました。
この絵本は知り合いから贈られました。プレゼントにもお勧めの作品です。
■アンパンマンのサンタクロース
あらすじ
サンタさんとトナカイが大雪で怪我をしてしまい、アンパンマンがプレゼントを配るお手伝いをすることになりましたが…
子どもに大人気のキャラクター「アンパンマン」が登場する絵本です。この絵本のアンパンマンは、テレビのアンパンマンと違い、ちゃんと絵本に適したイラストとなって登場しています。そのイラストが、とても味わい深くて面白いです。
子どもの知っているキャラクターが登場するということで、かなり小さい頃から、この絵本にはまっていたことを覚えています。こちらも知り合いから贈られました。
しろいうさぎとくろいうさぎ
あらすじ
しろいうさぎとくろいうさぎ、二ひきのちいさなうさぎが、ひろいもりのなかに、住んでいました。
二ひきは毎日、一日中楽しく遊びました。
あるとき、ニひきで遊んでいる最中、くろいうさぎが座り込み、とても悲しそうな顔をします…
これまで紹介した絵本に比べて、少し対象年齢が高い作品です。この絵本は、私の母が大好きで、私の結婚に合わせてプレゼントしてくれたものです。そのため、幼児向けか?と聞かれると微妙なところですが、とても愛の溢れる良い絵本です。
子どもに贈るよりは、どちらかと言うと新婚さんとかに贈る方が想いが伝わる絵本となっています。母親もそれを理解して、私の結婚時にプレゼントしてくれたのでしょう。
しろいうさぎとくろいうさぎ (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
- 作者: ガース・ウイリアムズ,まつおかきょうこ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1965/06/01
- メディア: 大型本
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100万回生きたねこ
あらすじ100万回も死んで、100万回も生きたねこがいました。あるときねこは誰のねこでもない、のらねこになりました。そして、一匹の白く美しいねこに魅せられます…
こちらは、私が好きな作品です。以前、早朝のテレビ番組で稲垣吾郎さんが「100万回生きたねこ」の朗読をされていたことがありました。そのとき、あまりにも素晴らしい内容で、深く感動したことを良く覚えています。
絵本の中で「ねこはしにました」という少し怖い表現が何度も使われるのですが、これが美しい最期の伏線になっており、とても感動的なラストシーンを迎えます。自分以外の誰かを好きになることが、どれだけ素晴らしいことか教えてくれる絵本です。
と言うことで、5つの絵本をご紹介しました。初めの3つは2歳ぐらいから楽しめ、後の2つはもう少し大きくなってから楽しめるものとなっています。
知り合いの結婚や出産祝いとして、お気に入りの絵本を贈ると、きっと喜ばれますよ。では、このへんで。