或る阿呆鳥に呟く。

~ジュニアテニス、映画、雑記、何でもありの備忘録〜

【雑記】人生色々、新人色々 ~出会いの春があれば別れの春もある~

今週のお題「印象に残っている新人」 

4月は出会いの季節と言われています。会社、学校、クラブ、バイト、その他、人が集まるところ、いわゆる組織に、新しい「人財」(新人)が入ってくるからです。新人の多くは、年齢性別を問わず、やる気に満ちた表情をしています。これから書く記事は、私が新人の頃に体験した「別れの話」です。

 

私が現在の会社に入社したのは、10年以上も前になります。当時、確か50名ぐらいが採用され、男女一緒に研修を受けました。研修期間中は、大変なこともありましたが、同期と一緒になって笑いあい、励ましあい、学んだことを覚えております。今となっては、とても良い思い出です。

 

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そんな研修期間中のある日、事件が起きました。

 

後ろの方の席で何やらざわざわと声が。

 

後ろを振り返り見てみると、新入職員(同期)の女性が「鼻血」を出していました。

 

さて、これを読んでいる皆さんは、研修中に知り合いが鼻血を出てしまったら、どうしますか?

 

私は必要以上に気に掛けません。(チラチラ見たりしない)

 

その日、その女性は大事を取って早退をしました。

 

次の日、女性は退職願いを提出しました。

 

何故!?

 

後々、その女性と仲が良かった人に退職した理由を聞いてみると、「鼻血を出したことで、研修の妨げとなり、皆に迷惑をかけてしまったことが辛かった」、「早退をしたことで、皆より研修を受けられなかったことが辛かった」という事でした。

 

私は、研修なんて休みたくて仕方がありませんでした。その後の仕事(本番)に比べると、それほど研修が重要とは思っていなかったので、これには衝撃を受けました。

まぁ、私の場合は、学生の気分が抜けきっていなかったダメな例ですが。

 

しかし、研修中、必要以上に「責任感」を感じる必要があるのでしょうか?私はないと思います。研修と言うのは、会社の内部で行う、仕事をするための事前訓練のようなものです。余程のことがない限り、研修中のミスやトラブルは、後の仕事に影響しません。

 

恐らく鼻血を出してしまった本人は「どうしよう、どうしよう」と、気が動転してしまったのでしょう。しかし、こういった事は、意外と誰も気にしていないということを、これから新人として組織に入る人に言いたいのです。

 

さぁ、4月から新しい組織に入る「新人」さん、研修期間中のミスなんて恐れないで。寧ろ研修期間中のミスは笑って終わり、それを後の糧に出来れば儲けものですよ。

確かに、責任感を持つということは何事にも大切です。しかし、だからと言ってミスやトラブルが発生したときの責任の取り方に「辞める」という選択は決してしないで下さい。おっさんからのアドバイスでした!!

 

では、この辺で。乱文失礼しました。