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文章力がない自分に失望したので国語の勉強をしてみた〜基本編〜

パソコンやスマートフォンの普及に伴い、昔に比べてメールやブログなどで分かりやすい文章を書く事が大切な時代になりました。

自分の意思や考えを正確に伝える事は勿論、より読みやすい文章を書く事が求められている時代なのです。
私もブログを書き始めて2ヶ月が経ちましたが、上手く文章が書けないのが悩みです。
今回は文章のコツを整理してみましたので、皆さんも一緒に自分の文章を振り返ってみませんか?
 

主語をはっきりと書く

主語は文章の基本です。書き手は自分が何を言いたいのか分かっているので、つい主語を簡略化して書いてしまうことがあります。
例えば「鉛筆が折れた」、この様な文章があったとします。意味は何となく分かります。しかし、実際は鉛筆そのものが折れたのか、鉛筆の芯が折れたのか分かりませんよね。主語をキチンと書かなければあらぬ誤解を招く表現となってしまうのです。
必ず良い文章には主語が正しく使われているのです。
 

主語と述語は近づけた方が分かりやすい

分かりにくい文章は大体これに当てはまります。
例えば「A氏はB氏が店員が他の客の対応に追われているときに万引きしたのを見たと言った」分かりにくいですね。何故分かりにくいのでしょうか。それは主語と述語が遠い位置にあるからです。主語と述語を近づけてみましょう。
「店員が他の客の対応に追われているときにB氏が万引きをしたのをA氏が見たと言った」
どうでしょう、少しは分かりやすい文章になりましたよね。1文が長いときに効果を発揮するテクニックです。
 

「が」は逆説のときにしか使わない

文章には逆説と言う技術があります。
例えば「我々は新しいプロジェクトを発足させたが、同時に別のプロジェクトも進行させることになった」、意味は分かります。でも、少し違和感がありませんか。
改善してみましょう。「我々は新しいプロジェクトを発足させ、同時に別のプロジェクトも進行させることになった」となりました。「たが」の部分を取りました。
「が」は逆説のときに使う様にしましょう。「我々は新しいプロジェクトを発足させたが、同時に別のプロジェクトは中止となった」
あくまで+と−を意識して使う様にすることで、読み手が期待しているとおりに話が進む様にして違和感を与えない文章にしましょう。
 

重ね言葉を使わない

重ね言葉とは「同じ意味の言葉を重ねてしまうことです」
例えば、「必ず必要」、「未だ未完成」、「被害を被る」などが重ね言葉に当たります。ここでは、同じ漢字が使われているものだけをピックアップしました。
特に気を付けるべきは、意味を考えなければ重なりがわからない言葉です。
例えば、「後ろから羽交い締めにする」、そもそも羽交い締めは後ろからするものです。「思いがけないハプニングに悩まされる」、ハプニングは常に思いがけない出来事です。「君にすべて一任する」、一任はすべてを任せることです、「まず第一に」、まずは他より先にという意味があります。
どうでしょう、気づかぬ間に使っている言葉はありませんか。
 

「こと」「もの」の多用は避ける

私もよく使ってしまいます。
例えば「それぞれの立場に立つことで、身勝手なことを言うこともなくなる」、この様な文章を書いていませんか。少し置き換えてみましょう。「それぞれの立場てば、身勝手も言わなくなる」文章が締まり読みやすくなりました。
「もの」は使いやすい言葉です。例えば「食器は料理を入れるものです。」しかし、正しく書くのであれば「食器は料理を入れる器です。」となります。
「こと」「もの」はとても便利な言葉です。その反面、読み手には曖昧な印象(文章に説得力がない)を与えてしまいます。
折角、伝えたいことがあり文章を書いているのですから、キチンと伝える様にしましょう。
 

最後に

文章を書くうえで意識するべき5つのポイントを挙げてみました。文章を良くするコツは沢山あります。
しかし、今回ご紹介したコツを正しく使うだけでも遥かに読みやすい文章となります。
また、私の勉強が進みましたら、新しいテクニックをご紹介したいと思います。では。
 
最後までお読み頂きありがとうございました。