今週のお題「わたしの一足」
遂に靴に関するお題が来ました。そうです、私「レッドウィング8166」に惚れた男なのです。何言ってんだ、コイツと思われた方、もう少しお付き合い下さい。
まず、皆さんはレッドウィングをご存知ですか。レッドウィングはアメリカ・ミネソタ発祥の世界一有名なブーツメーカーです。そして8166とはレッドウィングを代表するラウンド・トゥー・ブーツの型番なのです。
今回は私の革製品に対する熱い想いとブーツを履くきっかけ、そして至極のブーツ(わたしの一足)との出会い等を書いてみました。
革製品について
20代半ば、私は革製品にハマりにハマっていました。そう、この時の私は革製品の風合いに魅了されていたのです。
革製品の表面をよく見て下さい。そこには「血管」や「傷」がありませんか。これは革製品が生き物であったことを証明するもので、この世に2つとして同じものは存在しません。
勿論、その革製品を使い込む事で人為的にも多くの傷が付きます。でも、それもまた「味」になってくるのですから不思議な素材です。
他の人工素材は買った時が一番良い状態であるのに対して、革製品は使っている今が一番良い状態なのです。
そのため、革製品は劣化するとは言わずエージング(経年変化)すると言います。
勿論、綺麗にエージングさせる為には定期的なメンテナンスが必要であることは言うまでもありません。
ブーツを履くきっかけ
当時から私はイルビゾンテや土屋鞄の革製品を愛用していました。そして、一通り革製品が揃ったとき、次は何を買おうかと悩みました。
そんな時、何気なく見たファッション誌にレッドウィングの特集が組まれていたのです。
普段ブーツを履かない人はブーツに対して「動きにくそう」や「履きにくそう」、「手入れが面倒」といったイメージをお持ちだと思います。
まさに私もその一人でした。しかし、これ以上買う革製品がなくなったとき、私の興味は「ブーツ」に向かったのでした。今思うと、これは運命でした。
レッドウィングとの出会い
気がつくと、私は梅田のヨドバシカメラの「ABCマート」にレッドウィングのブーツを買いに行っていました。
そこで、店員さんに恥を忍んで「ブーツのことを全く知らないけれど欲しい」ことを伝えました。すると、その店員さん、実はかなりの「ブーツマニア」で、ブーツの基本から丁寧に教えてくれたのです。
特に店員さんにはブーツのメンテナンスについて詳しく教えてもらいました。
その教えがあったからこそ、当時から10年が経った今でもレッドウィング8166を履き続けられているのです。ありがとう、店員さん。
愛用レッドウィング8166(メンテナンス後)
そう言えば、その店員さんは「弁護士試験」に向けて勉強を頑張っていると言っていました。
10年前ですから、今ではきっと立派な弁護士になっているんでしょうね。
レッドウィングに教えられた痛さ
遂に念願のレッドウィング8166を手に入れた私は、早速彼女(現妻)とのデートに履いていきました。
しかし、ここで問題が起こりました。そう、皆さんの想像通り、激しい「靴擦れ」を起こしてしまったのです。正直、スニーカーの靴擦れとは比較になりません。
しかも、彼女に会う前に足の皮が剥けている始末。当然、彼女に「帰る」とは言えず変な歩き方をしてデートをしました。革製のブーツの怖さを教えられた1件ですね。
今となっては忘れられないデートとなりました。
その後、徐々に革が馴染み、私の足に負担なく履けるようになりました。今では何処まで歩いていっても靴擦れは起こりません。自分の足に合ってくると靴への愛着も一層強くなるものです。
他の革靴について(わたしの二足目?)
ちなみに私はリーガルの革靴も大好きです。
他のメーカーの革靴に浮気をしたこともありましたが、やはり自分にはリーガルの革靴が一番合っているようです。平均して8年から10年ぐらい履きます。長い、と思われるかもしれませんが、革靴は毎日ローテーションして履くだけで長持ちするようになります。
毎日1足の革靴を履き続けると2年程度でダメになってしまいますが、3足をローテーションすることで、それぞれ10年持つのですから不思議なものです。
勿論、レッドウィングと同様、メンテナンスを怠らないようにしています。革靴はメンテナンス次第でかなり長く履ける頑丈な履物です。
こちらがリーガルの革靴(綺麗に撮れました)
さぁ、今日も明日に向けて革製品のメンテナンスをしましょうか。では。
最後までお読み頂きありがとうございました。