近頃の芸能界は不倫の話題に事欠かない。それも不倫から最も遠い存在のような芸能人がヤッちゃっているのだから驚きである。
そして、この流行に乗り遅れるなとばかりに不倫ドラマが次々と濫作されている。もう既に我々視聴者は度重なる不倫のニュースに飽き飽きしているにも関わらず。こういったメディアの動きと我々視聴者の間には何故これほどまで乖離が生まれてしまうのか疑問で仕方がない。
恋は人を盲目にする。その通りだと思う。でも、不倫は恋なのであろうか。そんな純粋なものには到底思えない。裏切られる人間が登場するような恋愛が純粋な訳はない。
たまにテレビドラマで不倫を「ロミオとジュリエット」のように悲しい物語として描いているものもある。不倫を美化するなんてどうかしてるぜ。
不倫は心を傷つける。体が傷ついても精神は健康な場合はあるが、精神が壊れてしまうと体も健康ではなくなる。夫が売れるまで献身的に支えてきた妻が裏切られる。あってはいけない事だとは思う。不倫はあってはいけない事をやってのけてしまう。恐ろしい。
そう言えば先日、石田純一氏が「不倫は文化」と発言していなかった事が某番組により分かった。どうやら当時の記者が話を盛り上げるために勝手に捏造したそうだ。そのお陰で石田純一氏の人気は一時低迷し、芸能界からの引退も囁かれたほどであった。
しかし、石田純一氏はその憎むべき記者に対して「感謝」を述べた。あの一件で自分のキャラクタを確立できたからである。
私はこの話を聞いて芸能人は何でも糧にするんだなと思った。泣き寝入りをしている場合ではない。
元ファンキーモンキーベイビーの加藤氏のダブル不倫。これまでの不倫騒動で私には「もう不倫の話題ではビックリしない抗体」がしっかりと出来ていたのにも関わらずショックを受けてしまった。ダブル、そうきたか。これに対してCDジャケットに登場したことのある東国原氏がコメントしていた「ファンキーなモンキーがベイビーを作った」心に沁みる。
かつての応援歌は誰に向けたものだったのだろうか。実は(不倫をしている)自分自身に対してかと邪推な考えをしてしまった。そんな事、今となってはどうでもいいことか。
ここで2016年の不倫騒動をまとめてみよう。と思ったが、中には落ち着いたものもあるため止めておこう。いつ、どんな形で自分に返ってくるか分からない。不倫をした芸能人から教えられた事がある。
自分の言動を慎む事の大切さである。
じゃ。
byアホウドリ