テレビCMは商品やサービスを紹介するだけではなく、その企業自体のイメージを根付かせる現代の広告塔として欠かせないものとなっている。その表現方法は多種多様であり、たった15秒、30秒程度でありながらも我々テレビ視聴者の目を釘付けにする名作もある。
しかし、日本では何故ダサいCMが氾濫しているのか。
いくら多額の費用を掛けようともCMは見ている者に伝わらなければ意味がないのではないだろうか。
今回は私個人がダサいと思っているCMをいくつか紹介したい。
まずは紹介する前に「ダサい」を定義しておくこととする。ここでは伝わらない、意味が分からない、笑えない、イライラするものをダサいと定義する。面白ければダサくないのだ。かなり自分勝手な定義をしてみた。
それでは行ってみよう。
ダサいCMの紹介
誰もがダサいと思えるであろうCM
高須クリニック。
平成28年7月1日現在放送されているCMは文句なしにダサい。CM中のナレーションと映像の乖離が半端ない作品である。「個性は輝いている、イエス。世界と繋がる、そして美しさは世界へ広がる。イエス、高須クリニック」よく分かりません。美容と舞妓さんやインド(?)の踊り子さん、サンバの女性?花火?バレリーナ?何が言いたいのか意味不明のCMである。
CMでダンスを披露するのはリスクがある
続いては東京上野クリニック。
ここは男性のデリケートな体の悩みをスパッと解決してくれる病院として有名である。さぁ、自分の殻(皮)を打ち破って前に進もうぜ的なノリノリダンスを披露してくれる。(包〇=ダサい、剥けてる=カッコいい、とでも言いたげである)
しかし、残念な事に素人がダンスをしているCMはダサい傾向にある。やはり日夜エグザイルなどのプロダンサーの踊りを見ている我々の目は肥えているのだろう。
何故、美容整形という美の最先端であるべき会社のCMがダサいのだろうか。まずはCMの美容整形から始めるべきだとは思わないかい。
ダサイよりウザい。人の心をかき乱すCM
番外編:ソフトバンク
このシリーズは誰が期待しているのだろうか。少なくとも私の周りの評価は芳しくない。ほとんど炎上商法と変わらない。イライラするぞ。
私はこのシリーズに飽きてソフトバンクからauに乗り換えたほどである。そろそろ新シリーズを求む。
カッコいいCMのご紹介
「妻を迎えに、走った」編
かつての三菱自動車のCMは良かった。皆さんは覚えているだろうか「Heart-Beat-Motors」の頃を。今の三菱自動車は地獄の中にいるが当時は勢いがあったのだ。その頃のCMがこれだ。
パジェロの魅力が詰まったCMである。大雪で周りの車が立ち往生している所、パジェロに乗った男性が颯爽と現れて妻を乗せて帰る。いつの時代もパジェロは偉大である。それは車自体の性能の評価ではなく、パジェロが歩んできた歴史にあるのだろう。
【CM】 MITSUBISHI 三菱 Heart Beat Motors 「妻を迎えに、走った。」 29s
「最近、走ってますか?」編
もう1本三菱自動車から。ラジコンを実際の車に見立てて、走りたい、という気持ちを表現している作品である。いつ見ても車に乗りたくなるCMだ。 大人になっても車が好きな心は変わらない。
他にも三菱自動車の「Heart-Beat-Motors」シリーズはいくつかあるので、興味があるかたはYouTubeで検索だ。どれも名作ばかりである。
アップルのCM
続いてはアップルのCMからこの一本。最近はわざとらしいものが増えてイマイチなのだが、私はCOLDPLAYが音楽を担当していた時が一番好きだ。
何を隠そう、この「Viva La Vida」は私が結婚式でも使った大好きな曲である。最後の最後にしかアップルの名前が出ないのだ。どんだけ、クールやねん。
COLDPLAY - Viva La Vida (apple CM)
と言うことで、CMについて書いてみた。本当はもっとご紹介したいものもあるのだが、それはまたの機会で。じゃ。
PS.また皆さんがダサい、カッコいいと思うCMがあれば教えて欲しい。
byアホウドリ