或る阿呆鳥に呟く。

~ジュニアテニス、映画、雑記、何でもありの備忘録〜

【雑記】のりピーが介護職を見捨てた件

先日、デビュー30周年コンサートを行ったのりピーこと酒井法子、元トップアイドルの覚せい剤使用による逮捕からの介護職への転身(予告)にはファンのみならず多くの人が関心を持ったと思う。しかし、その淡い目論見は無残に敗れ去りコンサート終了後のインタビューにて「芸能界こそ私が生きる道」と語ったのだ。要するに「介護なんてやってらんねー」なのだ。のりピーは介護職を学ぶために大学にも通っていたそうだが、これは罪滅ぼしのつもりだったのか芸能界復帰のための好感度アップを目論んだパフォーマンスだったのかは知る由もない。私は初めからのりピーが本気で介護をするとは思っていなかった。やはり、覚せい剤で逮捕された人間、さらには体にタトゥーを入れた人間の発言は信じられないからだ。

 

そんな私も昔はのりピーのファンだった。当時小学生だった私はのりピーモデルの筆箱を愛用しており周りの友達にも自慢していた。もちろん、筆箱の中ものりピーのグッズで揃えていた。今考えるとかなりイタイ小学生だった様にも思えるのだが、これが自然、寧ろ周りからは羨望の眼差しを受けていた様に思う。かつてのりピーは偉大だったのだ。

ちなみにその筆箱には「のりピー、うれピー、どっかんピー」とメッセージが書いてあった。大人になった今でもそのメッセージの意図する事(真意)は分からないままだ。分かる人がいれば教えて欲しい。今はこの言葉をのりピーに贈りたいと思う。

 

或る意味、芸能と介護は対極に位置する世界だと思う。芸能界(タレント)は自分が当事者となり多くの方に支えられながら仕事をしていくが、介護職は当事者を支える側の仕事に相当するからだ。

芸能界は需要と供給を分かりやすく表した業界の一つだ。人気があれば仕事が貰え、人気がなければ存在そのものが淘汰される。この人気がまた曲者でパンツ一丁で「うぇーい」と言えば売れる時もある反面、良かれと思ってそれを続けていると突然嫌われる。他の業界と違い商品ではなく「人が嫌われる」のだから芸能界って怖い。

それに対して、介護職は他人の為に働く難しさがある。そこには普段我々が目にする事のないドロドロの人間ドラマが隠されているのだろう。先日、植松聖というバカヤローが障碍者19人を刺殺した事は記憶に新しい。介護職の闇を感じた瞬間だった。

 

甲子園には魔物が住むと言われるが芸能界ほど魔物まみれの業界も珍しい。かつてはファンだった女性が魔物になるのは哀しいものだ。じゃ。

 

byアホウドリ