最終更新日:平成28年10月20日
アドセンス合格日:平成28年10月14日
先日、やっとの思いでグーグルアドセンス(※)の審査に合格する事が出来た。どうやら平成28年8月頃に審査基準が厳しくなったようで、私の場合は合格するまで1ヶ月以上もかかってしまった。今回は私自身がグーグルアドセンスの審査に落ちてから実施した6対策をまとめてみたので、これから導入を検討されている人のお役に立てれば幸いである。
ちなみに、最近では無料版はてなブログではグーグルアドセンスの審査に合格する事は難しいようなので私は予め有料版(PRO)に変更してから申請をした。
※グーグルアドセンスとはグーグル社が提供している「クリック報酬型」のアフェリエイトサービスの事である。自身のホームページやブログに広告を掲載し、それがクリックされると報酬が発生する。
私のブログ(アドセンス合格時点)
ドメイン:独自ドメイン
はてなブログ:有料版(PRO)
記事数:約100記事
記事の文字数:1,000文字以上
1日平均PV:60前後(少なっ!)
不合格回数:5回
これがアドセンス合格時点のブログの状態だ。恐らく「これでアドセンスの審査に合格できるの?」と疑問に思った方も多いだろう。特にPVの少なさは顕著である。しかし、こんなブログでもアドセンスに合格できるので安心して欲しい。
不合格通知を受けたら、まずするべき事
グーグルから不合格通知を受け取った人はまずそのメール内容に目を通して欲しい。そこには大きく2つの審査基準についての記述がある。
- GoogleAdSenseのプログラムポリシーに準拠していない
- ウェブマスター向けの品質に関するガイドラインに準拠していない
上記に該当するサイトはアドセンスに相応しくないという事だ。グーグルアドセンスの審査基準はしっかりと文章化されているので、プログラムポリシーなどを熟読する事で自分のブログには足りていない要素を発見できるだろう。確かにグーグルからのメールは改善点を直接指摘するようなものではないのだが、とても大切な事が書かれているので必ず読んでもらいたい。
一応、以下にグーグルアドセンスの不合格通知のメールを掲載しておく。これ貰うと結構ショックです。
AdSenseのお申込み状況
このたびは Google AdSense にお問い合わせいただきありがとうございました。お申し込みを確認させていただきましたところ、残念ながら現時点では AdSense のご利用が承認されませんでした。
承認されなかった理由は次のとおりです。
Google のポリシーに準拠していないサイト: お客様のサイトは、Google AdSense のプログラム ポリシーに準拠していないか、ウェブマスター向けの品質に関するガイドラインに準拠していないため、現時点では AdSense のお申し込みを承認できませんのでご了承ください。Google の目標は、質が高く有用なコンテンツと価値あるユーザーに関連性の高い広告を配信できるサイトを広告主様に提供することです。お客様のサイトは、現在この基準を満たしていないと判断いたしました。次のヒントを参考に、サイトでのユーザーの利便性を高め、AdSense の要件を満たすようにしてください。
Google 広告を掲載するサイトでは、ユーザーに価値ある情報を提供することが重要です。サイトに掲載するコンテンツは、ユーザーが真っ先にアクセスしたくなるような、独自性と関連性の高いものにしてください。
自動生成されたページや独自のコンテンツがほとんどないページには、広告を掲載しないでください。
サイトは操作しやすい構成にして、ユーザーの利便性を高めることが重要で、クリック操作でページを移動して、探している情報を簡単に見つけられるようにする必要があります。(「グーグルアドセンスの不合格通知メール」抜粋)
そして、次に過去に自分が書いた記事を見直して欲しい。きっとブログを頑張って書いているときには気が付かなかったような不具合を発見出来るだろう。
私の場合は下記6つのポイントを改善して審査に合格する事が出来た。
01リンク切れをなくした
初歩的なミスと思われるかも知れない。しかし、このリンク切れは記事を投稿した時点から発生していた訳ではなく、時間の経過と共にリンク先(外部)が記事を消した事で発生してしまったものだ。
私のような雑記ブログは一般のニュースを取り上げる事も多い。そのため、情報元が分かるように外部リンクを設定していたのだが、これがいけなかった。数ヶ月前に設定した外部リンクが機能していなかったのだ。
以降、外部リンクを極力減らし自分の言葉で記述するようにした。もしそれが難しければ必ず「引用」を使うようにしている。しっかりと何処の情報かを記述しておく必要がある。
今一度、自分のブログに「リンク切れ」が発生していないか確認して欲しい。
あ、ついでにタイプミスも確認しておいた方が良い。
02リンク先に対して「↓」を取った
私のブログは「YouTube」の動画にリンクを設定する事も多い。その際、動画の上に「↓〇〇の動画はコチラから」と読者が分かりやすいように下向き矢印を書いていた。しかし、GoogleAdSenseのプログラムポリシーに「クリックの誘導」という項目があったため、念のために矢印を取った。
これに限らずクリックを誘導するような書き方はしない方が良い。大切なのは「誤解を招かない書き方」である。
03更新頻度を上げた(※最重要)
私はブログを週2回しか更新していなかったのだが、あまりにもグーグルアドセンスに落ちるので週3回に増やしてみた。これは2つの効果が期待できる。1つ目はグーグルへのアピールだ。そもそも、やる気があるサイトを探しているのだから更新頻度が多いに越した事はない。そして、2つ目はPV数(訪問者数)の増加である。基本的に更新頻度とPVは比例している。それまではPV数が1日30~40だったのが50前後に上がった。
実は最後にこの対策をした事でグーグルアドセンスの審査に合格した。だから、グーグルアドセンスの合格と更新頻度・PVは切っても切れない関係といえる。ブログを始めたばかりの人は投稿頻度(記事数)とPVを意識して欲しい。
04カテゴリー(リスト)の採用
グーグルアドセンスの不合格通知のメールに「サイトは操作しやすい構成にしてユーザの利便性を高める事が重要」の一文があった為、カテゴリーを採用した。余程の高品質な記事を量産できるブログではない限り、サイトの利便性には考慮した方が良い。
ブログのカスタマイズが苦手な方もいるかも知れないが、多くの有志によって様々なカスタマイズ例も紹介されているので調べて見て欲しい。
05不要な記事や画像の削除
ブログ開設初期の頃に投稿した1,000文字以下、自分で読んでも低品質だと思われた記事をすべて削除した。数ヶ月に一度、自分のブログを見直しをする事でブログそのものの品質を確保出来るのでアドセンスの導入をしない方にもお勧めである。
私の場合は自分の言葉で書いていない(意見もない)ような記事を削除した。やはり、ブログは本人の言葉で語るのが良いだろう。
そして、第三者の画像を流用した著作権侵害の問題もある。ブログは余程の力がない限り画像を挿入した方が分かりやすい。しかし、他人の画像を勝手に流用するのは以ての外である。 気を付けよう。
06はてなブログのキーワードリンク機能の削除(※審査には関係なさそう)
はてなブログには「キーワードリンク」機能がある。これはブログを投稿した後、自動的に文章中の言葉に「はてなキーワード」(はてなユーザが作成・共有するページ)へのリンクを貼ってもらえる機能である。多くの方は勝手にリンクが貼られるのを嫌うためオフにしているようだ。
はてなブログには有料版と無料版があるが、無料版の場合にはキーワードリンク機能が必須となってしまう。(有料の場合は利用するしないを選択できる)
しかし、私が陥ってしまった事象は有料版の契約更新を失念し、無料版へと自動的に変更されて勝手にリンクが貼られてしまった事だ。
一度リンクを貼られてしまえば、その後有料版に変更しても「記事を更新しなければリンクが無くならない」のだ。既に100記事近く投稿していたので、すべての記事を更新する結果となってしまった。
※そもそも無料版のはてなブログではグーグルアドセンスが利用できないようになっているみたいなので有料版(PRO)の契約期限をしっかりと管理してブログ運営して頂きたい。
ついでに
以前、ブログにも書いたが「読者が間違った受け止め方をするのは書き手に問題がある」と私は思っている。よく炎上してしまった書き手が「そんな事は書いていない。しっかりと記事を読んでくれ」と弁明しているのを目にする。
でも、これは少なからず読者を誤認させるような記事の書き方をしてしまった書き手に問題があるのではないか。グーグルアドセンスの審査でも同じだと思う。グーグルが誤認してしまうような記事や写真は掲載しない方が良い。例えば過激な発言やアダルト、ギャンブルが相当する。もちろん、自身がギャンブルなどをしていなかったとしても、必要以上にギャンブルについて熱く語っている記事は投稿しない方が無難という事だ。どのようにグーグルに判定されるかは正直誰も分からないのだから。
まとめ
以上、6つのポイントを書いてみた。実は本来これらはアドセンスに合格するために行うものではなく、ブログで情報を発信するうえで守らなければならない事かも知れない。やはりアドセンスの合格だけに目を向けてしまうと、本来伝えたかった内容からは乖離してしまうだろうし、そもそもそのブログの個性が損なわれる。グーグルのポリシーやガイドラインに沿った書き方をしても、きっと読者に気持ちを伝える事が出来ると信じている。
また、質問等があったらコメントを残して欲しい。じゃ。
byアホウドリ