2022年9月12日深夜、衝撃的なニュースが舞い込んできた。
ロジャー・フェデラー引退。
息子がテニスを習い始めた頃(5年前)、「シングルバックハンドといえばフェデラー」のような世界共通認識があったように思う。
実際のところ、5年前と言えば既にフェデラーの全盛期ではない。しかし、全盛期を過ぎても尚、多くの人が同じように考えるのは彼の素晴らしいキャリアが物語っている。
近年はスピンボールをベースに戦う選手が多くなったことで、シングルバックハンドの選手は力強く高く弾むボールに苦戦を強いられる場面が多くなった。現在のテニス界は両手バックハンドが主流となっているが、それでも尚、一定数シングルバックハンドの使い手が存在するのはフェデラーの功績かもしれない。
息子にフェデラーが引退したことを伝えると、「もうフェデラーとナダルの対決は観れないんかー」と残念がっていた。きっと世界中の人も同じ気持ちだと思う。
ありがとう、芝の王者ロジャー・フェデラー。