ラケット競技は左利きが有利(通説)。
左利きの選手のボールは回転が逆になるうえ、絶対数の関係上、対戦機会が少ないため打ちずらいと言われる。
テニスでも左利き特有の右利き選手のバックハンド側に切れるワイドサーブや右利き選手のバックハンド側に大きく跳ねるスピンボール(エッグボール)はまさに左利きの利点を活かした戦い方だと思う。
先日、息子は公式戦で左利きの子と対戦した。その子は我が県でも上位ランキングの選手。お互い左利き。
試合はというと、序盤こそお互い左利きということもあり、腹の探り合いのような展開で思い切りの良いプレーができず、イージーミスを連発。息子もやりにくそう。結局、お互いのプレースタイルが噛み合うことはなく、試合中盤までこう着状態が続いたが、最終的には自力で勝る相手の子の勝利。
この試合の敗因は息子が得意とするバックハンドスライスがまともに返らなかったことだ思う。明らかに相手選手(左利き)のボールを打ちにくそうにしており、サイドアウトが多かった。
シングルバックハンドの選手(特にジュニア)はバックハンドスライスが生命線ともいえる。それが、まったく決まらなければ勝つことは難しい。それが顕著に出てしまった試合のように感じた。
左利きの選手が希少だったのは過去の話。最近の試合を見ていても左利きの選手で溢れている。気のせいかもしれないが…