或る阿呆鳥に呟く。

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【雑記】ゾンビに恋せよ!ウォーキング・デッドのススメ。

ゾンビなんて大嫌いだ。多分、貴方はそう思っているだろう。その気持ちはよく分かる。何故って?私もそうだったから。ゾンビ、クサソウ、キタナイ、キンモーだったのだ。

しかし、今回は年末年始に観るべき海外ドラマとして敢えてゾンビドラマ「ウォーキング・デッド」を勧める事にした。つまらない日常に不満を抱きつつも何となく生きてしまっている貴方へ捧げる正統派ゾンビドラマである。

もちろん、今流行りの覚せい剤と比べると刺激も中毒性も控えめ、そして何より合法的なのでご安心頂きたい。

 

まずシーズン1の粗筋をご紹介しよう。ある日、保安官のリックは逃走中の犯人に撃たれて意識不明の昏睡状態に陥ってしまう。次に彼が目覚めたとき世界は破綻し「ウォーカー」と呼ばれる死者たちが徘徊していた。世界で何が起きているのか、そして愛する家族は無事なのか。

 

そもそも何故、ゾンビが登場する作品は嫌われるのだろうか。それは目玉や内臓がビョーンと飛び出たり、血がプッシャーと吹き出たりする過剰な演出のせいだろう。そして、そんな演出にこだわり過ぎた結果、本来力を入れるべき人物描写などのディテールが中途半端になり全体的なクオリティが低くなってしまっている作品が多いからだと思う。本作は嫌われ者(ゾンビ)をメインに据えているが、決してクオリティは低くなく、寧ろ私はゾンビに恋をしてしまった。本当に恐ろしいのは人間の方だと気付かされてしまったのだ。

正直者が馬鹿を見る、こういった極端な切り口は日本ドラマにない持ち味だと思う。日本ドラマの場合は丸く納める想定内のラストが多いが、本作は正義が死んだ世界が舞台なのでそもそも土俵が違うのだ。視聴者に媚びるドラマは不自然なキャラクタ設定や言動、ギャグなどで逃げ場を作ってしまいがちであるが、ウォーキング・デッドは違った。目を背けたくなるような描写がある、しかし本当に怖いのは目に見えない人間の闇の部分だろう。それを感じさせる巧さ。

この作品からは「生きる価値が有るか無いかは己の行動で決まる」という強いメッセージを感じた。それは善や悪、性別、宗教、ありとあらゆるものが一瞬で消えてしまう現実の厳しさをガッツーンと叩きつけてくる乱暴さにある。忘れていた現実の不条理さを思い出したのだ。

登場人物の中には悪に手を染めてでも大切な人を守る強い意志を持っている者もいる。これは平和な現代(特に日本)ではありえない思考なのかもしれないが本作の荒廃した世界では正義に近いものがあるのだ。我々は秩序で守られた世界で生きている、だから秩序に反する行為をしてはいけない事が当たり前とされている。しかし、この世界ではどうだろうか。生きるために殺す、人間がダークサイドに落ちる様があまりにも見事だ。そして、主人公が必ずしも最良のリーダとして描かれていない部分が素晴らしい。主人公たちが極限の状態で下す判断、それは正解か間違いか。それは貴方自身の目で確かめて頂きたい。

一話見終わった後、次の一話に手を伸ばしてしまう自分がいた。中毒性のあるドラマなので気をつけて頂きたい。

年末年始に観るべき海外ドラマは「ウォーキング ・デッド」で決まりだ。じゃ。

 

byアホウドリ

 

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