さて、皆さんは「ラン活」をご存知だろうか。
〇〇活動という言葉には「就活」「婚活」「妊活」「保活」「離活」「終活」などがある。そして今やラン活の時代である。ラン活には幾つか種類があるようだが、今回私が指しているのは「ランドセル争奪戦」のラン活の事である。
ここ数年、ラン活は社会現象にもなっている。
先日、土屋鞄がホームページ上でランドセルの販売受付を開始したが、アクセス集中によりシステムがダウンをしてしまった。7月1日10時販売受付開始。こんなアナウンスをすれば、その日のその時間にアクセスが集中するのは想像に難くない。
しかし、この様な事態になってしまったのだ。これは販売者サイドの現状把握の甘さに起因する訳だが、それにしても大変な騒ぎである。ランドセル難民なるものも現れそうな勢いだ。
過熱するランドセル“争奪戦” 「土屋鞄」サイトがダウン 「数時間待ち」行列で店舗閉鎖したメーカーも (ITmedia ニュース) - Yahoo!ニュース
うちの息子は再来年、小学生になる。来年はラン活をしなければならない。もう既に他人事ではないのだ。
私は普段から「土屋鞄」の愛用者である事を豪語している。恐らく息子のランドセルも土屋鞄から選ぶだろう。
土屋鞄のランドセルのラインナップを見てみると大体5万円から10万円程度である。これは一般的なランドセルと比べて少し高いように思う。しかし、飛ぶように売れている。
この土屋鞄のランドセルを次の様に分析してみた。
土屋鞄のランドセルのメリット
- ランドセルを知り尽くした職人による手作り
- ブランド力
- 少子化により1人にかけれるお金が増えた(高くて良いものを買える)
- 造形のシンプルさ
私自身、最近のランドセルに疑問を持っている。例えばランドセルのデザインである。スターやハートのデコレーション。可愛いよね。
でも、ランドセルは6年間使うものだし、子供の感性も1年生と6年生では大幅に変わっているはずた。要するにあまり奇抜なデザインのものは選べないのだ。
また、土屋鞄は職人が1つ1つ丁寧に作っているところもポイントが高い。日本人は「限定」や「特別」に弱い。これは日本人の民族性から来るものかもしれないが、この事がランドセルの争奪戦に拍車をかけているのだ。
ついでに言うと、ランドセルの重さ。これは背負う子供の為にも軽い方がいいのだが、土屋鞄ではこの辺りも良く考慮されている。使いづらいなんてことはない。
王道のデザインと6年間の酷使に耐えれる頑丈でプレミアなランドセル、それこそが土屋鞄の魅力だと思う。結局、人は原点に返ってくるのだろう。
言っておくが、私は土屋鞄の回し者ではない。
さて、ここまでは他人目線で書いてきたが、来年はそうは行かない。その為にも土屋鞄にはしっかりとしたシステムでランドセルの販売受付をして欲しいものだ。じゃ。
byアホウドリ