或る阿呆鳥に呟く。

~ジュニアテニス、映画、雑記、何でもありの備忘録〜

【ジュニアテニス】オレンジボール大会、優勝とコロナとシングルバックハンド。

レッドボール大会から早一年、とあるオレンジボール大会に出場したときのこと。(小学3年生:8歳9ヶ月)

 

前回のレッドボール大会の記事はこちら。

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小学3年生から試合の出場回数を増やそうと思っていたが、コロナウィルスの蔓延により多くの試合がなくなってしまった。その結果、予定より半年遅れでのオレンジボール大会出場となった。この頃、多くのスクールは大会運営どころかレッスンすら休講を余儀なくされる状況だったので、試合への出場機会がなくなってしまったのは、致し方ないことだったのかもしれない。

 

しかし、この「致し方ない」という親(私)の油断が後に大きな出遅れに繋がったことは否めない。

 

予定からたった半年程度の遅れ、にもかかわらずジュニアテニスでは非常に長いロスのように感じられた。やはり、ジュニアテニスを知っている方(スクール)は、コロナ禍であろうが大会や練習の機会を見つける努力をしていたように思う。「これから試合に出るぞ!」とお考えの方は是非すぐさま行動して欲しい。ジュニアテニスは、出遅れることはあっても早すぎることはないように思うから。

 

さて、オレンジボール大会の結果だが、危ういシーンはありながらも何とか優勝できた。他スクールの開催ということで全く知らない選手、環境で試合ができたことが大きな収穫。

 

レッドボール大会との主な違いは全体的にラリーが続くようになっていたこと。レッドボールに比べて、コートが広く使えるので今まで以上にフットワークが大切となる。フットワークはオレンジボールに限らず、グリーンボール、イエローボールに移行した後でもとても大切な基本の技術になると思うので、この時点で気付けたことは良かった。ただ、実のところフットワークの大切さに気付けたものの、現在(9歳10ヶ月)になってもフットワークは上達していない。奥が深い。

 

この大会は、息子が小学2年生の冬(8歳3ヶ月)にシングルバックハンドへ転向した後、初めての実践だった。スマホの動画を見直すと形は悪くないものの、フォアハンドと比べると全てが中途半端。そのため、バックハンドでは極力ミスをしないよう粘って、フォアハンドで決める。そんな単純な展開だったにもかかわらず、何とか優勝できたのは中途半端ながらスライスが打てるようになっていたからだと思う。(この時点ではスライスと呼べる代物ではなかった)ただ、後で思い知らされることだが、この大会では付け焼き刃のスライスでごまかしが通用したが、グリーンボール以上になるとそうはいかない。

 

技術面だけではなく、肉体的にも未熟な左利きシングルバックハンドの小学生がテニスと真剣に向き合い、多くのライバルと出会い成長していく。アニメのような展開だがこれは現実。この大会を境に息子が「勝てない長いトンネル」に突入するとは誰も知る由もなかった。

 

by アホウドリ